ビジネスプラン
ビジネスプラン
ビジネスプラン(事業計画)は、企業が行う事業の目的や目標を定義し、進むべき方向性を定めて、今後取り組むべきことを明確にするための、基本姿勢、行動計画をまとめたものです。

これから事業を行う場合でも、すでに事業を行っている場合でも、ビジネスプランは必ず必要です。
なぜビジネスプランが必要なのでしょうか。
それは、「その事業をなぜ行っているか」、「どんな事業を目指しているのか」という問いに対してはっきりとした答えがないと、事業としての継続が難しいからです。
世の中には多くの企業が日々さまざまな事業を行っております。大企業は企業規模や資金力、ブランドを活用した新商品や新サービスを次々と市場に投入しています。また企業規模が決して大きくないベンチャー企業でも、革新的な技術や発想を基にした商品・サービスの開発に専念し、市場を活性化させています。
高度成長を経て、すっかり成熟市場となった今日の日本においては、もはや「ないものはない」と言っても過言ではないほど、商品やサービスがあふれております。
高度成長期のように「作れば売れる時代」ではありません。むしろ今は「作っても売れない時代」です。にも関わらず、未だに「作れば売れる」との発想から脱しきれていない企業が多いのも現状です。
時代が変わり、情報化が進んだことで、社会は「大量生産・大量消費社会」から、「多品種少量生産・個別対応消費社会」へ確実に移行が進みました。今後もその傾向はますます顕著になり、製造業であれ小売・サービス業であれ、個別対応ができない企業は淘汰されてしまいます。
強いビジネスプランとは
そんな時代に生き残るためのビジネスプランとはどうあるべきでしょうか。
キーワードは「差別化」「スピード」「個別対応」です。
・戦略における他社との明確な差別化要素を持っているか。またそれはどんなものか。
・策定した経営戦略を、スピード実行できるか。また環境変化に合わせた迅速な見直しが可能か。
・戦略実行において、現場レベルでの個別対応が可能か、そのための体制が整っているか。
上記の3つを盛り込んだ強いビジネスプランを立てるために、企業経営者はしっかりと考え抜く必要があります。
どんな事業であれ、行う以上は厳しい競争に打ち勝つ必要があります。勝つというのは、競合他社を打ち負かすということ以上に、自社のこれまでの成功経験・価値観を一旦捨てて、それを超えた新たな発想で事業に取り組む必要があるということです。
勝つための事業計画書を作成されていますか。
また作成されているビジネスプランは定期的に見直しを行っておりますか。
ビジネスプランを明文化した事業計画書は、作成して終わりであってはいけません。事業の進捗状況が当初のビジネスプランに沿っているかを確認し、必要に応じて事業の取り組み状況を見直す必要があります。また反対に、事業計画書を作成した時点から経営環境が大きく変化した場合には、事業計画そのものを見直す必要があります。
計画して、実行して、見直して、是正する。これがPDCAと呼ばれるマネジメントサイクルです。
このサイクルを好循環サイクルにするために、事業計画書は必要不可欠なのです。
経営者が日々の業務に追われていては、勝つための強い経営戦略を策定できません。また強い経営戦略を策定できたとしても、経営者一人では実行できません。

経営者の意図する経営戦略を役員・社員一人ひとりがどれだけ理解して、共通言語として認識し、具体的なアクションができるか。
それを確実に、かつ正しく伝えるためにも、ビジネスプラン、事業計画が必要です。
当事務所では、そんな「強いビジネスプランの策定」と、計画を実行し確実に成果をあげるためのコンサルティングを行っております。
まずはお気軽にご相談下さい。
2009.3.28 update